姫の山登り
ダイヤモンドトレール 第4回 千早峠〜紀伊見峠 (下見)
 
第4回ダイトレの下見完了しました

土曜日に田植えを終え、日曜日はダイトレ第4回の下見のために富田林駅に降りました。バス停には長蛇の列でその後ろに並びましたがポチが「おいバスが出るぞ」と呼びに来ました。長蛇の列は前回の雨のダイトレコースの水越峠行きのバスだつたのです。もう少しでまた水越峠へ行くところでした。クワバラ、クワバラ。新聞紙上で「葛城山のツツジは今が満開」と報じたための大混雑でした。(雨だったけど空いてて先週でよかったよ)

バスの前方に男性の若者が二人。まるでハチの巣を突っついたようなおしゃべりと私の隣のおじさんは富田林駅を出発と同時におにぎり1個目を食べ始めました。
「なるほど朝が早いものね。わかる、わかる」
2個目「お〜いまだ食べるんかいなぁ」そして3個目「食べ過ぎじゃございませんか腹八分目と言いまっせ」そう言いたいところをグッと我慢しました。そして4回目にリュックに手が入った時、思わずポチに合図をしたらポチもずーっと見ていたらしく苦笑いをしていました。4個目はさすがごちそうさまの様子です。その後は鼻をかみ、痰を吐きだしたので気分が悪くなり、席を移動しました。私はこの行為がとても苦手なのです。早く終点こないかしら〜

ロープウエイ前駅終点から千早峠まで歩く途中、バスの窓から見つけておいたイタドリ(ごめん今日だけもう1回採らして〜)をリュックに詰め込み真面目に第4回目のコースをスタートします。このコースは前回ゴールした場所まで忠実に戻り必ずつなげていくことに意義がありますので1時間ほどは無駄歩きをします。(その間もイタドリ採りに夢中)

千早峠から行者杉へ行く途中、大阪府歩け歩け協会のスタツフのOAさんにバツタリと出会いました。「オーッ奇遇ですなぁ!元気してはりまっか?」固い握手と韓国ドラマの影響かハグで挨拶を交わし、この広い峠の中で出会ったことに感動を覚えました。OAさんは一番最初のバスウオークの時のトイレ休憩時「姉ちゃん、なかなかうまいやんか」とおひねりを千円下さった方で白馬岳でもジョンさんの助っ人をしてくれた貴重なお方です。OAさんと別れてしばらくすると杉尾峠で休憩、西ノ行者を過ぎ、電発鉄塔を過ぎたところのベンチで昼食です。
昼食後は長い丸太の階段を一気に下っていけば車道に出ます。ここが紀伊見峠です。
記述によれば『紀見峠』と『紀伊見峠』の二つあるようです。峠にも二つの標識がありました。でも私は『紀伊見峠きいみとうげ』のほうが好きです。
行き交う人も少なく、今日は葛城山のコースが人気の様子で紀見峠コースの人影はまばらです。ウグイスと蝉が輪唱をしており、バトンを渡しきれないのか春と夏が一緒にこだましています。杉木立を吹き抜ける風の様子は「かき氷を食べた後の様」な爽快さでした。おわかりいただけますかな?心地よいという印象なんですが気分はかき氷を食べたあとなんです(笑)第3回目のコースは全山かき氷状態でアイゼンを履かずに苦労をしていますので今日のコースは一際爽やかさを散じます。とてもさわやかなアツプダウンの少ない、階段の少ないコースです。ただ「峠」と言う字を分解しますと「山」「上」「下」となります。やはり少ないと言ってもアツプダウンはあります。必ずストックを持参下さいませ。「ストックをつくと年寄りみたいやから」とリュックに差したままで、つらくなってから出す人もいますが、もう充分に年寄りなんですから素直にストックの助けを借りて快適に歩きましょう。白山登山では、ストツクの有る無しでは大きく体力の消耗の仕方が違ってきます。ダイトレでストツクを上手に使いこなせる指導もリーダーが致します。今日はポチが身体の前で使っていたため「ストックは身体の真横でつく」ことを指導しました。明日になつたらまた忘れているんでしょうけど・・・・・
紀見峠の看板を見つけたら紀見峠宿場跡を歩きます。それからきつい下り坂を30分くらいかけて南海・紀見峠駅と歩いていきます。さわやかな山の中を歩き終えて、アスファルトの道は少しガツカリしますが次回へつなげる大切なジョイントですから、どうぞご辛抱ください。杉木立の中で何度も「かき氷」の話をしていたものですからポチがゴールの駅でアイスクリームを差し入れてくれました。電車を待つ間ペロペロとおいしかったなぁ〜